最近心がけていること
新年あけましておめでとうございます。
我が家は今年も格闘ゲームで四苦八苦しながら楽しく対戦しております。
前回までのブログは格闘ゲームをはじめた頃の心理面について書いてきましたが、今回は最近私が何を心がけて対戦しているかについて書いてみたいと思います。
やや細かい技術について言及することもありますので、格闘ゲームに触れた事がない人にとっては分かり辛い内容かもしれませんがご容赦ください。
私は去年の12月、ストリートファイター5のブロンズランクのスーパーブロンズになれました。ルーキーからブロンズまでよりもブロンズからスーパーブロンズまでは比較的すんなり進めたと思います。
ランクマッチで言うと次に目指すのはウルトラブロンズなのですが、ここで一旦ランクマッチをやめて力をつけるためにカジュアルマッチというポイントが増減しないインターネットマッチングを利用して対戦していました。
ここでまた、大きな壁につきあたってしまうことになります。
スーパーブロンズになれたものの、恐らく今の私の実力はブロンズなので同格やウルトラブロンズの人とマッチングしてしまうと苦戦を強いられ、負けることが多くなってしまいました。
一日一度も勝てずに落ち込んだまま終わってしまう日も増えてきて、焦りと緊張で動けなくなり負け続けるという負のループに陥ってしまったのです。
夫に相談したり、対戦を見てもらうと「この人は動きが出来ているからまだ君には荷が重い相手だよ。」と言われることもしばしばあり、自分と一体何が違うのだろう?動きが出来ているってなんなのだろう?と分からないままがむしゃらに一人でトレーニングと対戦を繰り返していてもなかなか道は開けませんでした。
そんなある日、よく対戦してくれる友人と楽しくラウンジ対戦会をしていました。そのラウンジ会でもなかなか勝ち星をあげられず苦戦している様子をみた夫が、休憩時間に相手に了承を取った上で私の使用しているキャラクターで対戦しつつ【立ち回り】を見せてくれたのです。
私の操作キャラクターは夫が普段使用しているキャラクターではないので沢山体力を奪えるコンボが出来るわけでもありません。シンプルに牽制と強い通常攻撃を使いながらあれよあれよといううちに相手を画面端に追いやって勝利していきます。
今まで私が苦戦している相手にシンプルな技のみであっさり勝利しているのを見て、目から鱗が落ちたような気がしました。
一人でトレーニングしてどんなにコンボが上達しても、そのコンボを入れられなければ勝利できません。その、強い攻撃を入れられるきっかけやチャンスを掴む動きが【立ち回り】というもののようです。
ただ、見ている分には簡単そうなのに実際に自分がやってみようと思うととても難しくてやっている事がシンプルな分、奥が深いのかな。と思いました。
この対戦後、夫にいくつか教えてもらったポイントを心がけながら今は対戦をしています。その、ポイントについていくつかご紹介したいと思います。
・画面を押す。
格闘ゲームのステージはある程度の広さがありますが、いつかは端に行き当たります。ここを画面端と言うのですが画面端はそれ以上逃げられない場所なので追いやられると窮地に陥りますし、もし運よく相手を画面端に追い詰めたら大ダメージを奪えるチャンスができます。
なので、自分が攻撃を入れられるチャンスがきたら相手を画面端に押し込むつもりでどんどん押していくと良いです。
また、自分が守りの時には怖くてつい後に下がったり逃げようとしてしまいますが押すまではいかなくとも、下がりすぎずにその場で踏みとどまる努力をすると良いです。
・受身を取る
格闘ゲームのキャラクターは強い必殺技や投げ技を食らってしまうとダウンしてしまいます。
このダウン状態は動けないので相手にとても有利な状態です。ここから起き上がる時に攻めを重ねられて負けてしまうということもあるほどの窮地なのでまず、ダウン状態になったら素早く受身を取って起き上がると良いです。
相手に吹き飛ばされた後ならばすぐ起き上がったら攻撃が届かない場合もありますし、ダウンしたままだと接近してそのまま画面端に運ばれたり、なにより「次にどんな攻めを仕掛けようか。」と相手に考えさせる時間を与えることになってしまいます。
上手な人と対戦していると、受身が上手なので攻めを継続できない状態になることが多いな。と思うことがあります。
・守りとしての投げを覚える。
格闘ゲームは【打撃<ガード<投げ】の3すくみで成り立っています。
打撃やガードはシンプルなので理解しやすいのですが、私の場合は投げを軽んじてしまう傾向があり、自分から投げをしかけようという意識も相手に投げられるかもしれないという意識も少なく、投げが通ると分かったら投げを何度も通されて負ける試合が多くて悔しい思いをしました。
3すくみ通りならば投げに対抗できるのは打撃なのですが、打撃は投げが発生する前に出せば割り込んで勝てますが咄嗟に投げられると思ってボタンを押した時には遅い場合も多く、そのまま投げが通ってしまう事も多いです。
また、投げに対して投げを入力すると【投げぬけ】という状態になります。投げを弾いて一定の距離を離す効果があるので投げぬけが成功すると一旦しきりなおしの状態に持ちこめます。
反応の速さの問題だと思いますが、私の場合打撃を割り込ませるよりも投げに対しての投げ入力の方が若干猶予があり有効な場面が多いので、相手が接近してきたらガードを押しつつ、投げをしかける癖をつけると守りつつ投げ抜けもできる状態になるのでしかける側ではなく守りとしての投げを覚えようと努力しています。
・対空について
格闘ゲームではジャンプ攻撃で飛び込んで大ダメージを奪う事ができます。
このジャンプ攻撃は相手がガードしていてもこちら側が有利と言われるくらい強い攻撃です。
なので、相手のジャンプを落とす攻撃があるのですがふいに飛ばれると咄嗟に出ない場合も多く、ジャンプからの打撃、ジャンプからの投げを永遠に食らい続けて負けた試合も多いです。
空ばかり見ていると歩きで来られたり、対空攻撃を出すのはとても難しいのですが今、私が練習している対空攻撃を出す練習についてお話してみようと思います。
格闘ゲームはRPGとは違うので明確に、自分の攻撃が終わったら次は相手の攻撃ターンが来るわけではありません。
しかし、よく試合を見てみるとここは自分のターンだな。ここは相手のターンだな。というのを感じられる瞬間があるのではないでしょうか。
自分の攻撃がヒットして継続出来ている時間は自分のターン。相手の攻めが継続している時は相手のターンなので大人しくしておく。相手が大技を出してそれをガードできたなら隙が生じるので反撃に転じたらこちらのターンになる。
といったように冷静に見つめると、自分のターンと相手のターンがあるので一定の距離が離れてターンエンドを迎えた時、この時に私は一度落ち着いて空を見るようにしています。
ターンの最中にふいに飛ばれたならこれはガードできれば上等で、落とせなくても仕方ないと割り切って、ターンエンドから相手が自分のターンに持ち込みたい瞬間、飛ばれる事も多いのでこのチャンスにしっかり空を見て対空できるようにしようと努力しています。
成功しないことも多いですが、気持ちが落ち着いている分いつもよりは落とせている気がしますので、ターンを見極めて空を見る練習をやっています。
また、このターンを対戦の中で意識すると、自分のターンが短く、頻度が少ない試合は負ける事が多く、自分のターンが長く、頻度が多い試合は勝てる場合が多いと気づきました。
相手の動きを牽制しつつ自分のターンを勝ち取る動きが【立ち回り】なのだろうなと今はぼんやり理解していますが、この立ち回りについてはまだまだ上手くできません。
以上書き連ねましたが、これらの事が自然に出来るようになったら上達に繋がるのではないかと思い、日々練習しています。
とはいえ、全部を考えながらやるのはとても難しいので一日一つ項目を決めて、「今日は受身を絶対に取ろう。」とか今日は「投げを中心にやろう。」等ゆっくり一つずつできるようにしていきたいと思っています。
今はまだ対戦をしても勝てる機会が少ないのですが、今日目標にした一つの事が出来たなら十分という気持ちで対戦しています。